本日2019年11月28日(木)アメリカではThanks giving Day(感謝祭)の祝日です。どこへ行っても企業やレストランなどのお店もお休みです。もちろん例外もありますが。
日本人には聞きなれないThanks giving Dayとは?
Thanks giving Day(感謝祭)とは祝祭日の1つで、七面鳥の日(Turkey Day)ともよばれています。
現在アメリカのマサチューセッツ州、プリマス植民地にイギリスから移住した人々が最初の収穫を記念した行事であると信じられています。
先住民(インディアン)のワンパノアグ族から作物の栽培知識を得て、1621年の秋に収穫が多く神の恵みに感謝して先住民(インディアン)を招待し共に食事会を行ったことが始まりとされています。
現代では、宗教的な意味合いは弱く、たくさんの親族や友人が集まる食事会で、大切な家族行事のひとつです。
州により異なり、例えばニューヨーク州は当日のみを祝日とします。しかし、多くの州は翌日金曜も祝日とし、4連休の感謝祭休日(Day After Thanksgiving )としています。
Thanksgiving Day(感謝祭)の日程
昨年2018年は11月22日、今年2019年は11月28日です。
thanksgiving(感謝祭)は、11月の第4木曜日なので、日にちで決まっているわけではありません。
ではなぜ、11月の第4木曜日なのか?
1863年11月26日 リンカーンが、南北戦争で愛する人を失った家族を祝福し、ゲティスバーグでの北軍の勝利に感謝するよう神に求める国民の日と宣言しました。
その後、毎年11月の最終木曜日に感謝の日であるとしました。
その日を選んだのは、ジョージ・ワシントンが革命戦争で国家の勝利を記念するように求めた最初の国民の日が1789年11月26日木曜日だったからだと考えられています。
カナダでは
カナダの感謝祭も、植民地での出来事を記念するものと考えられていて、独立戦争後にアメリカから英領カナダに移住した王党派が持ち込んだ習慣で、カナダの感謝祭は10月の第2月曜日になります。
その他の国、リベリア、シエラレオネ、グレナダ、ノーフォーク島、ドイツでも感謝祭はまたちがう由来、日程で行われています。
感謝祭の食事
家庭によってことなりますが、1621年に巡礼者によって行われた収穫のごちそうがモデルになっています。
- メインディッシュ:角切りにしたパンなどを詰めてスタッフィング(ドレッシング)をした大きな七面鳥の丸焼きです。そのため、感謝祭の日は「七面鳥の日」(Turkey Day)と呼ばれています。切り分けた七面鳥にグレービーソース(Gravy Sause)やクランベリーソース(Cranberry Sause)を添えます。
- サイドメニュー:マッシュポテト、グリーンビーンキャセロールなど。
- デザート:アップルパイ、パンプキンパイ。
先住民(インディアン)達にとっての感謝祭は
先祖達の知識と土地がヨーロッパ人たちに奪われた「大量虐殺の始まりの日」としています。彼ら部族が結成した連合では、この日に合わせデモ抗議を毎年行い喪服を着て虐殺された先祖達に祈りを捧げています。
英語ではありますが、旦那がわかりやすいと教えてくれたアニメーションの動画を紹介します。
The First Thanksgiving: What Really Happened
このような悲しい歴史も理解しておきましょう。
そして食物の収穫に感謝をし、休日を過ごそう。
こんなブログを書いている間に旦那はせっせと七面鳥🦃をやいています笑
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