クミン(英語:Cumin)とは
エジプト原産のセリ科の一年草。(別名で日本語でウマゼリ、フランス語キュマン、インド周辺ではジーラなど)。
種子(クミンシード)に強い芳香とほろ苦み、辛みがあり、カレーを連想させる香りの通り、カレーのスパイスとなるガラムマサラやカレーパウダーにはクミンが主要スパイスになっています。
パウダーとシードの違い
クミンシードはクミンの種子です。まず油で炒め、その油ごと一緒に料理に使うようにすると、香りが立ち料理を引き立てることができます。クミンパウダーは、クミンシードを粉末状にしたもの。調理段階で加えたり、後からかけたりして調理の香りづけ、味付け使用できます。
効果と効能
伝統的な医療で使用していましたが、治療薬として安全または有効であることの証拠はまだありません。しかし薬用としてインド、ヨーロッパでは健胃薬や駆風薬、利尿剤になると言われてきました。現在は様々な実験や研究により効果が実証されてきています。
<クミンシードの100gあたりのエネルギー:375 kcal>
- Β - カロチン、ビタミン A 、チアミン (B1) 、リボフラビン (B2)、ナイアシン (B3) 、ビタミン B6 、ビタミン E
- カルシウム 、鉄、マグネシウム、マンガン 、リン、カリウム 、亜鉛
など多くの栄養素が含まれています。(パーセンテージが低いものは省きました)
ダイエット効果
クミンには体内のコレステロールの吸収を減少させ、脂質を調整することができる植物化学物質(フィトステロール)を多く含んでいます。
クミンダイエットの検証
イランの大学の研究者がクミンダイエットの検証をして実績を残しています。実験内容は多数の肥満女性にクミンパウダー入りヨーグルトと通常のヨーグルトを3ヶ月間1日2回食べたてもらった結果、食事制限もあったが、クミンパウダー入りのヨーグルトを食べたチームは通常のヨーグルトを食べたチームより多少多く減量。差が出たのは2つのチームを比べた時、体脂肪率の3倍低下、悪玉コレステロール、中性脂肪、BMI指数、ウエストも大きく減少したとのこと。
肌の老化を防ぐ
クミンシードには抗酸化物質として働く天然物質が含まれています。抗酸化とは体の中の酸化を抑えること。加齢によって抗酸化の働きが低下していきます。そのため処理しきれなかった活性酸素は体内にたまり、より毒性の強いものへと変わっていきます。
抗酸化物質とは、酸化されやすい物質のことで、活性酸素などによって体が酸化されるより先に優先的に酸化されます。
抗酸化物質が酸化されることで、体が酸化されるのを防いでくれるのです。そのため、肌の老化を防ぐことにも繋がります。
抗がん作用がある
癌細胞が増殖するのを防ぐ力を持っていることがいくつかの実験により実証されているようです。
- 実験でクミンを摂取したネズミ(モルモット)は大腸癌から救われた。
- ハーブやスパイスの中でバジルとクミンが最も強力な抗発癌植物であることが発見された。
下痢の治療に効く!?
伝統的医学の専門家が、何世紀にもわたって下痢の治療のためにクミンを推奨していたそう。
- 実験では下痢のネズミ(モルモット)クミンシードの抽出物を与えたところ、症状が改善されるのに役立ったとされた。
細菌や寄生虫への効果
クミンオイルは、他の防腐剤に耐性のある細菌を殺菌する効果があり消毒剤として使用されています。クミンは何世紀にもわたり、食品の防腐剤として使用されているそうです。人間の免疫システムを攻撃しようとしている有害な細菌を殺すのにも役立つことができると信じられています。
抗炎症効果、消毒効果
食事療法によるクミンの摂取で、抗炎症効果、消毒効果が得られる可能性があるそうです。(※クミンのエッセンシャルオイルの使用では効果無し)
- クミンシードはネズミ(モルモット)で行われた実験で痛みや炎症が軽減されるのに役立ったことが実証。
注意点
毒性のない安全なスパイスであるとはいえ、妊婦、授乳中時の使用の安全性は不明確な部分があるようなので控えましょう。また、セリ科の植物にアレルギーがある人やクミンに含まれる成分にアレルギーがある人も摂取量には注意しましょう。
まとめ
カレー好きすぎて、スパイスカレーにハマっただけなんですが、こんだけ効果があったとは!!!いいことだらけよ!!
健康にもダイエットにもいいならより進んで摂取しようって思いました。
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